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収納を増やしたい…というときに調べていると「壁面収納」をよく見かけることがある方も多いのではないでしょうか。
壁面収納は、たくさん収納できることはもちろんですが、空間をおしゃれにしたりスッキリとさせたりすることができるので人気の収納方法の一つです。
今回は、壁面収納のメリット・デメリット、リフォームで壁面収納を作るうえでのポイントなどをご紹介します。

壁面収納とは

壁面収納とは、壁に棚を設置する造り付けの収納のことです。
壁を利用して収納を作るので、空間を有効活用して収納を増やすことができます。
また、新たに家具を増やす必要がないので、空間自体をスッキリと見せることができます。
収納容量を増やしながらも、部屋をおしゃれに見せることもできるので人気を集めています。
最近は、見せる収納として、壁面収納がインテリアコーディネートに活用するケースもあります。

壁面収納のメリット・デメリット

では、壁面収納には具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのかご紹介していきます。

壁面収納のメリット

・空間を有効活用できる
壁面収納の大きなメリットは、デッドスペースを活用して収納を作ることができる点です。
お家の中で意外と様々な箇所にできてしまいがちなデッドスペースですが、
壁面収納は空間を最大限に活用するため、空間を有効活用することができます。
タンスやチェストなど収納家具を置くと通路の妨げになってしまうこともありますが、壁面収納ならそういった心配もありません。
収納家具を設置するよりも、お部屋がスッキリと広く見えるので、物が多いご家庭にもおすすめです。

・収納をインテリアの一つになる
壁面収納は、見せる収納として使うことができます。
扉がないタイプの壁面収納では、何をどのように収納するかによって見せる収納としてインテリアの一つになります。
とはいえ、見せたくない物や書類などを収納する場合もあるかと思います。
そのような場合は、扉をつけることはもちろん、ボックスなどを上手く利用して収納することで統一感がありながらスッキリとさせることもできます。
また壁面収納は、壁を使っているためお部屋の中でも存在感があります。
そのためインテリアコーディネートの中心として、デザインや色などにこだわることでおしゃれな空間を作ることができます。

・地震に強い
壁面収納は、壁に固定されているため地震に強く、収納そのものが倒れてくる心配がありません。
収納家具を置く時には、地震への対策も必要になりますが、壁面収納ならその心配がないので寝室などにも設置しやすいという特徴があります。
扉をつけることもできるので、物が落ちてこないようにすることもできます。

・大容量の収納スペースを確保できる
壁を利用するため、大容量の収納スペースを確保することができます。
天井から床まで収納を作ることができるので、ゆとりのある収納となります。
壁面収納と一口に言っても、デザインなども様々なので、荷物の量に合わせてどのような壁面収納を設置するか、検討すると良いでしょう。

壁面収納のデメリット

・一度設置すると移動や撤去ができない
収納力があっておしゃれな壁面収納ですが、壁に収納を作るため一度設置すると簡単に動かすことができません。
壁面収納にも種類があるので、造作して備え付けにしなければすぐに動かせるのでは？と思ってしまいますが、ホームセンターや家具屋さんで購入した組み立てるタイプのものでも基本的には壁にしっかりと固定するため、他の家具のように簡単に動かせないことには注意が必要です。
そのため、できるだけシンプルなデザインにすることや、引っ越しなどの予定がある場合はタイミングなどをしっかりと検討することが必要です。

・圧迫感が出てしまう
壁一面に収納を作る場合、どうしても床の面積が減ってしまうため圧迫感を感じやすくなります。
奥行きのある収納にしたい場合は、厚みが出てしまうためより圧迫感が出てしまいます。
部屋によってどのような壁面収納にするか、高さや奥行きを考えたり、圧迫感を感じにくいナチュラルな色にしたりするなどの工夫が必要です。
お部屋全体のバランスを考えながら、設置するようにしましょう。

リフォームで壁面収納を作るうえで大切なポイント

壁面収納のメリット・デメリットをご紹介しましたが、しっかりポイントを押さえて理想のリフォームを実現しましょう。

収納するものを想定して作る

壁面収納は、収納するものの量や大きさによってサイズを変えたり、扉を付けるか付けないかを決めたりしていく必要があります。
そのため、何をどれくらい収納したいのか、ということを考えたうえで作ることが大切になります。
収納するものを想定して作らないと、高さや奥行きが不十分で、収納したい物を収納できないことにもなりかねません。
また、重たいものを収納したい場合には、壁の下地補強を追加して耐荷重量を増やさないといけない場合もあります。
しっかりと収納したいものを考えて作ることで、後から困ることなどもなく、便利な壁面収納となります。

部屋を圧迫しないようにする

壁面収納は、設置する部屋や設置方法によっては圧迫感を感じてしまうことがあります。
例えば、少し狭い部屋で壁一面の壁面収納を作ると、どうしても圧迫感を感じてしまいます。
そのため、奥行きや高さ、壁の余白、色味などを検討して作ることが大切なポイントです。
一度作ると動かすことが難しいため、全体のバランスを見ながら作るようにしましょう。

設置場所や収納するものに応じた奥行きにする

収納は奥行きがあるほうがたくさん収納できていいのでは、と思ってしまいますが、
壁面収納では、奥行きを取りすぎると上にあるものが取り出しにくくなってしまいます。
取り出しにくい収納は、せっかく作ったのにほとんど使わなくなった…なんてこともあるのです。
また奥行きは、部屋の圧迫感にもつながるので、部屋の広さや収納するものにあわせて検討するようにしましょう。

まとめ

壁面収納は大容量の収納として活躍するほか、インテリアの一つとしても部屋をおしゃれにしてくれます。
リフォームで収納を増やしたい、とお考えの方は参考にしてみてくださいね。

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